不感症&セックスへの嫌悪感   2003/10/26(Sun)

根底にあるのは緊張感と不信感です。身体的な問題または生理的な問題ととらえるよりも、心理的な側面に注目したほうが解決の道はみえやすいはずです。
セックスにおける本物の歓びの前提には心を大きく開いたリラックスが不可欠です。心を開くには相手への信頼感が必要です。他者への信頼感のさらに奥にあるのは、心理的にみるなら母親(またはそれに代わる存在)への信頼感です。
ごく一般的には分かりにくい脈絡かもしれませんが、母親との関係が良好でない人、または母親からの愛に十分に満たされ深く安心できる経験が希薄な中で育った人は、誰に対しても心を開くことが苦手です。当然のことながら、心が開けなければ感覚も体も開きません。心身双方のもっとも深い交流であるセックスの場面において、逆に緊張してしまい、心も体も閉じてしまいます。
不感症およびセックスへの嫌悪感に困惑している人は、穏やかで心の深いよいパートナーと出会えるなら、緊張を解かれ、信頼を築き、生きる喜びに重なる素晴らしいセックスを体験できるようになる可能性があります。
感覚を開き、他者への信頼感を培うためには、ヨーガ、気功、自律訓練法、ブリーフリラクセーションなどの瞑想を習慣化するのもよい方法です。



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