アルコール依存   2003/10/26(Sun)

@酒量を減らさなければまずいと感じたことがあるか。
Aお酒の飲み方や酔い方について身近な人に批判されたことがあるか。
Bこの飲み方はよくないと罪悪感を感じたことがあるか。
C朝酒や迎え酒をしたことがあるか。
以上の4項目について、自覚的に「そうだ」と思えるものが二つ以上あるとしたら、または周囲の人からみて「当たってる」と思えるものが二つ以上あるなら、アルコール依存症(アル中)の危険性があります。
もしも二つ以上の項目に該当するようなら、久里浜(病院)式アルコール症スクーリングテスト(http://www.nsknet.or.jp/~hy-comp/check/index.html)を試してみてください。このテストでアルコール依存症であるとの結果が出たなら、このまま放置しておいたら人生をしくじりかねない要治療状態だと判断するべきです。
アルコール依存症は病気です。したがって決意や努力だけではなかなか克服できるものではありません。その点は家族の全員が厳しく認識する必要があります。
お酒を飲むと機嫌が悪くなる。常に酔いつぶれる。悪態をつく。暴力が出る。翌日の仕事に影響する。朝から飲む。
家族の中にそんな人が一人でもいると家庭は憩いの場ではなくなってしまいます。父親または母親がそんな状態であったら、その家庭は、とくに子どもにとって地獄に等しい、しかも逃れることのできない生活環境だと思ったほうがよいでしょう。
アルコール依存症の本人は、まず自分が依存症であるという事実を受け入れません。そこにこそアルコール依存症を治療するむずかしさの原点があります。
アルコール依存症の治療経過(http://www.nsknet.or.jp/~hy-comp/treatment/index.html)の『アルコール依存症の治療劇』ほかを参考にしてみてください。アルコール依存症との向かい合い方の実際が分かりやすく説明されています。
お酒は楽しい嗜好飲料でありえる一方で、人間関係を破綻させかねない毒物でもある。この点を軽視してはいけません。とくに子どもを持つ親は、本当にしっかりと認識しておかねばなりません。いつも酔っている親は、子どもの心を破壊しかねません。



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